残された消火栓の話。
- asakabase2020
- 2020年4月19日
- 読了時間: 3分
こんにちは、初めまして。
シンボルロードが解放されて以来、これでもかと幅の広いシンボルロードに惚れ込み、
即座に散歩コースに組み込んだ、わたるです。
早速ですが、
これなんだかわかりますか??

シンボルロードを歩いたことのある方であれば見たことがある方もいるかと思いますが、
見た目もサイズ感もなんか可愛らしいですよね。
実はこれ消火栓なんです。
日本ではあまり見ないタイプですね。
日本のまちでよく見る屋外消火栓の代表例といえば、
こんな感じのごついイメージです。
これはシンボルロードがかつて米軍基地下、キャンプドレイクだった時代の遺構として、シンボルロードの解放時に撤去せずに残されました。
もちろん現在使用することはできません。
調べたところ、やはり現在でもアメリカやヨーロッパの国ではこのような消火栓の形状のものが多いようです。
つまりこの消火栓は言うなれば、
ここ朝霞にかつてアメリカがあったことを証明する重要な遺構というわけです。
逆を言えば、この消火栓がなければ私たちは記録や文献、口伝以外で、物理的にここにアメリカ軍の基地跡地があったことは想像すらできないのではないでしょうか。
(とても綺麗に整備されているので。)
しかしこの消火栓1つでいろんな想像が広がります。
まさに遺構の偉功というわけです。
、、、うん。(大丈夫かな?)
それにしてもこの質感などは復元などではとても再現できるものではないですよね。
本当に貴重なものなのだと実感します。
ちなみに府中の旧府中基地跡地にある府中の森公園にも跡地利用の1つとして消火栓が残されたみたいですね。
形状、色と酷似しているので、もしかしたら同じものなのかもしれません。
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とは言ってもこの遺構を残しただけでは何も起こりません。
ただかつての朝霞の魂の宿った火種であることは間違いないわけです。
消火栓ですが、、、はい。
ともあれせっかく残されたこの火が時代とともに風化して消えてしまわぬように、
これから何らかのアクションを起こせたらいいなと、
そしていい意味での大災害につながることを妄想した、そんなある朝の散歩道です。
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追記
散歩中にこのような遺構も発見しました。
WATERと書かれているので消火栓のようにも見えますが、
これは一体何なのでしょう。
わかる方がいらっしゃいましたら是非教えてください!
では!!
文責:わたる
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